津っ津津っ津ー

津の感想をどうにか書き留めておきたいと思って画面に向かったものの何書いていいのか全く分からず途方に暮れています。びっくりするくらい感覚的な事しか覚えてなくて、あの曲のどこで誰がどうだったとかいうのがものすごい断片的にしか。かなりステージから近い席で観れた御陰で、目から得る情報がダイレクトすぎて処理しきれてないんだと思う。一番はっきり覚えてるのが刑事がちょめちょめしてる時のやっさんが言った「あんな攻め方すんねやね」ていう・・・何なんだわたし・・・。
同じセットリストでもこんなに違った印象を受けるのは、単に会場規模とそれに合わせた演出のせいだけじゃない気がしています。自分の願望なり妄想も大いに入ってるのを承知で書くと、ビルドアップされてるような。それこそライブバンドのそれですよ(ああ書いちゃった!)FTONは大阪と代々木とで1つのツアー内でのコンサート内容の成熟みたいのが見てとれたけど、今回は、その場その場で燃え尽きて次の公演はまた一からやるみたいな、それこそライブ感をすごく感じました。いやまあ今回1回しか見てないので説得力ないにも程があるけども。FTONは大半の公演を上のほうの席から見下ろしていたのに対して、今回は1階席でずっとステージを見上げてた所為もあるかもしれない。こころなしかバンドの音も歪んで聞こえて、最初もしやマルさんがエフェクター導入?!と色めきたったけど冷静に考えると多分音響でそう聞こえただけだよなぁ・・・けどもしこんなの使い始めてたとしたら私ゃ歓喜の涙を流すよ。
と話が逸れましたが、まあつまり危惧していた「FTONコンの二番煎じ」的感覚を覚えることは全くなく、寧ろやっぱり見てる間そこかしこでぎゅんぎゅん心掴まれて余裕ゼロでした。開演して幕が開いた途端そこにいた7人共がちょっとずつ髪型やら変わってて、またそれが皆絶妙に良くなってまして。やっさんの髪色がちょっと落ち着いたアッシュゴールドくらいになってたり、まるさんの前髪がそこまで流れてなかったり、逆に横山さんは短いのをガッと分けてたり、どっさんは前髪ちょっと伸びていい感じにりょうたんから亮たんになってたり(伝わりにくい表現ですいません)、そして何より大倉さんの絶妙な前髪具合。フラッシュバック去年のクリパ。そしてむっちり感が薄れている!マルさん横山さんに至っては完全に「痩せました!」と豪語できる仕上がり。ひゃー。オトコマエ集団がそこに。そんなわけでいつもは村上さんにばかりめろめろしてる私ですが今回は誰を見ても「はわーカッコイイ・・・」とトキメく乙女模様でございました。あいたた。
1つだけ負の感想を挙げるとしたら、果てなきヤンマー曲で客席からステージへ移動する時の両氏のリアクションでしょうか。ごった返して前に進めない状況下で、あからさまに不快感を見せるどっさんと、困りながらも笑顔で歩いていくやっさん。どっちも見てて辛かった。あんなの間近で見た後にMCでファンに向けての感謝の言葉を聞いても、申し訳ない気持ちになってしまうのです。どのコンサートでも当たり前のように起こっている光景だからいちいち反応するのは青臭いのかもしれないけど、やっぱり、あんな顔をさせるならその演出によるサービスは要らない気がする。自分たちが見てて楽しいと感じるものを、やってる本人さんたちにも心から楽しい、嬉しいと思ってほしいもの。錦戸さんなんか特に、普段の言動も相俟って、ああいう姿を見ると心が痛む以上に不安になる。「席移動しちゃダメ」とか言わせるなよ。
とマイナスな事もありはしましたが、見終わって圧倒的に感じたのは、エイトを好きでいることの幸福感でした。終盤うちわを置いて拳を握り締めてアグリを聴きながら「なんで私はこんなにこの人たちのことが好きなんだろう」とぼんやり考えていました(もちろん答えなど出やしませんが)。津から地元までの帰路に至っては、今こうしてコンサートを見に来れる自分の境遇にまでしみじみと感謝の念を抱くほど、安らかな心地にまみれておりました。色んな所以あってこういう公演形態、公演ペースになって、でもそこでちゃんと、これだ!というものを見せてくれる事の嬉しさ。そういう風に受け止められる自分がいるのも嬉しい。以上整理しきれないままの感想文ともいえない私文でした、かしこ。