ベストアルバムバトン

カワイさん(id:typhoon_poppy)から音楽バトンいただきました。わーわーありがとうございます!これって確か「ベストアルバムバトン」て名前で回ってた気がするので、そっちの名前で書いておきますね。つか自分書く前からカワイさんとこの回答とものっそ被りそう・・・というかさっき軽く選んでる段階で既に幾つかもろかぶりだったのでちょっと外しました笑。今度お会いする時はロキノンバックナンバーでも持ち合いますか!

  • 自分の生涯におけるベストナンバー15曲を集めて、自分だけのベストアルバムを作って下さい。
  • アルバムのコンセプトや選曲についての説明をお願いします。
  • バトンを回す人

私の中で最上級の褒め言葉は「グッときた」なのですが(なんて主観的!)、自分がグッとくる曲の共通項って何だろうと考えてみたら「号泣しながら大笑い」或いは「何の気なしに笑いながら涙がホロリ」のどっちかかなぁと。掴みでガツーンと脳天ぶっ叩かれた後その衝撃が持続して頭ぐらんぐらん、若しくは、最初は柔らかくてぶつかった事すら分からなかったのに気付いたらじわじわすげー痛い、みたいなパターン。ポイントは衝動と平熱感の対比です。って何でこんなバイオレンスな例えなんだろう。まあとにかくそんなんでコンセプトは「イントロから泣きそうになる15曲」。要するに個人的感情振れ幅高いやつセレクションです。必ずしも泣ける=良曲だとは思いませんが、ここでは分かりやすい指標としてそういう括りで。じゃにっこさんはどうも未だ耳が純粋に音として捉えてくれない感が拭えないので今回は省きました(でも「どんな言葉で」と「口笛の向こう」は悩んだ)。それにしても画像の位置なんで左寄りにならんのだギブミーCSS知識。長いので畳みます。

1. KAN/めずらしい人生
2. thee michelle gun elephant/世界の終わり
3. LOST IN TIME/田舎の生活
4. スーパーカー/ALRIGHT
5. the pillows/パトリシア
6. NUMBER GIRL/サーティー
7. GRAPEVINE/白日
8. advantage Lucy/グッバイ
9. くるり/リバー
10. eastern youth/夜の追憶
11. 初恋の嵐/涙の旅路
12. FIELD/古びた栞
13. HUSKING BEE/New horizon
14. New Order/Regret
15. フラワーカンパニーズ/春色の道

以下、私情と懐古にまみれた選曲解説。


1. KAN/めずらしい人生
私の本格的な音楽の入り口は中2の時のミスチルFM802だったのですが、その802でずっとおもしろエセ中国人ナイスなピアノおじさんとしてDJをしてらしたのがKANさんでした。日曜ガンボが桜井さんになる前、マッキーと週替わりでやってた頃に聴いてベスト盤借りたのかな。KANさんの曲はどこから見ても聴いてもきっちり90年代Jポップなのに、中身がちゃんとあってスマートだなぁと思う。


2. thee michelle gun elephant/世界の終わり
曲も音も声もタイトルも佇まいも何から何まで徹頭徹尾かっこよくてカッコイイ以外の形容詞が見つからない、と妄信的に夢中になったのはミッシェルさんが初めてだったような。兄が入ってたFCの会報見て、うわーチバは字までかっこいいよ、と何もかもに心酔していた記憶があります。ギヤブルーズ以降あまり聴かなくなってしまったけど、ラストライブで最後にやったのがこの曲だったと聞いた時はシビれた。



一期一会 Sweets for my SPITZ3. LOST IN TIME/田舎の生活
名前しか知らずにありがちなメロコアバンドだろーと勝手に思っていたところ、このコンピを聴いて、あれ何か思ってたのと違う?と引っかかり、ライブちゃんと見たら全然違ってびっくりしたロストインタイム。初めてまともに見聴きしたのはダイノジフェスで、夜中のいちばん中途半端な時間に誰よりも短い持ち時間で「約束」と「昨日の事」の2曲を演奏して帰っていった地味な3人組がその日のどのバンドより印象的でした。原曲は聴くと悲しくなるけどこっちはどこか上向きというか、んでそういうアレンジで歌ってるのが海北さんてのが泣けるのですよ。原曲と全然違う曲に化けて原曲を超える名カバー。


DRIVE4. スーパーカー/ALRIGHT
「Lucky」と迷ったけど、企画盤シングルのc/wというスペシャル感を買ってこっちに。とはいえスリーアウトチェンジがアルバム単位で外せないのは無論の事。「DRIVE」はあんなへっぽこソングをリカットなうえ『全編ミキボーカル』という(しかもそれを帯に書いちゃったという)アイタタなシングルでしたが、この曲が音源として残ったそれだけで素晴らしい。いい歌詞がいい音に乗っかって踊る感じ。でも私本来はミキちゃんのボーカル苦手なんですが。


LITTLE BUSTERS5. the pillows/パトリシア
ハマってたと言うのが恥ずかしいバンドってあんまりないんですが、ピロウズはなんかちょっと恥ずかしい。このアルバムの前後くらいが圧倒的に好きです。色々過剰な感がある山中さわお氏の歌世界ですが、これはそんな自意識の強さも程々で、でもちょっとやっぱり頭のネジ1本足りないみたいなその匙加減が心地好い。ハイブリッドレインボウからこの曲までの流れはドラマチックだよなぁ。


6. NUMBER GIRL/サーティー
ナンバーガールは何聴いても大笑いしながら泣けるわけですが。選べなさすぎて、この曲は他のテーマじゃなかなか選択肢に入れられないだろうということでこれにしました。イントロ云々とうコンセプトな割にインストだけど。「害虫」は映画自体が何だかもうナンバーガールの世界観そのもので、上映前にナムアミのPVとか流してたのも今にして思えば至極納得(映画見に行った当初はすごい違和感で笑えたけど)何が言いたいかというとこのシングルを言葉で表現するのが私のイメージと語彙力では困難なので気になる人は映画見てほんで劇中の「I don't know」の使われ方に震えてくれっちゅうことですはい他力本願。


白日7. GRAPEVINE/白日
イントロのギターとベースが至極格好良い。このテーマに限らなければ一番好きなのは「望みの彼方」若しくは「君を待つ間」なのですが、私にとってバインの曲の一番の魅力はリーダーのベースラインだったので、ベースが一番かっこいいのはこれだなと。でもわたし田中ギャルだったんだけどネ☆(嘘ですギャルと言う程ではなかったです)(でも友達にジャパンの見開きカラーコピーさせてもらったりしてた)


グッバイ8. advantage Lucy/グッバイ
ネオアコブームにはあまり浸かっていないのですが、この曲だけすごい好きで珍しくシングルまで買った(あまりシングル盤というものを買う習慣はなかったのです)晴れた日の昼に電車乗って聴くと眩しくてせつなくてすごい嵌まる。


リバー9. くるり/リバー
くるりの曲は何故か自分の人生のターニングポイントにいつも絡んできます。チームロックはアルバム全体ですごく好きなのにその頃の諸々出来事のせいでトラウマ盤となっており中でもリバーはいちばんダメージでかくてちょっと前までまともに聴けなかったのですよははは。最近は全然平気。上記リンクはシングルですがアルバムでしか聴いた事ありません。てかこのジャケ・・・。


雲射抜ケ声10. eastern youth/夜の追憶
泣きといえばイースタン。こういう直球なのやられたらそりゃー。ってイントロ無いしこれ!


初恋に捧ぐ11. 初恋の嵐/涙の旅路
初めて聴いたのはラジオで西山さんが亡くなられたという報せの前にかかった「星空のバラード」だったのかな。アルバムでこの曲聴いて、それ以前の事あまり知らないから単純に良い曲だなぁと思える自分はラッキーだと思っていたのです。でも何かのインタビューで残ったメンバーの人が「西山がいたらこの曲も『真夏の夜の事』もこういうミックスにはなってないと思う」と話しているのを見て、酷だなとも思った。


烽火を上げて12. FIELD/古びた栞
メジャーでのシングルという事を意識して作られたのがよく分かる、フィールドにしては珍しく疾走感とキャッチーさに溢れた曲。烽火はもっと売れてもおかしくなかった、つか今からでもいいから売れろ(バンドはなくなったけど)三白眼のイントロのドラムもかっこいい。水津さーーん。フィールドはあの4人の佇まいがどうしようもなく愛らしくて好きでした。3人のフィールドのライブを見たときは悲しかった。


Autumnal Tints13. HUSKING BEE/New horizon
ハスキンは4人になってからの方を絶対的に支持。もちろん磯部さんのボーカルありきだけど、平林さんのあの澄んだボーカルの後ろにイッソンのコーラスってのもまた堪らん。ギターの広がりも然り。この曲は展開もドラマチックで分かりやすくツボです。ハスキンを好きだという男子はかわいい。(歌い厨ダイブ厨は論外)ちなみにこの位置はギリギリまで銀杏の「Baby Baby」と迷いました。


The Best of New Order14. New Order/Regret
問答無用。上記のグッとくる要素に「きらきら眩しい」というのを追加したいです。歳を重ねても青春は感じられるのさぁ!


15. フラワーカンパニーズ/春色の道
曲の要素全てが涙腺刺激すること限りなーし。鈴木けいすけは倉持陽一と並んで90年代に花開いた天性のロックボーカリストだと思う。今もね!


以上、ご清聴有難うございました!結局コンセプトに沿ってるのかイマイチ分からんラインナップになってますがそもそもの趣旨が100%主観なのでまあ気にしない。つかやっぱりかぶってるしーしかもその1こ前の真帆さんの回答とも若干被っている・・・すいません。これ結構前に友人とこで見かけて、生涯のベスト15曲って難しすぎやろー何選んでも後で「うわこれ入れときゃよかった!」とか思うよなーこりゃ大変そうだ(他人事)、とか思った記憶がありまして、いざ自分が答えてみたらやっぱり大変でした。なるたけ絞ってiTunesライブラリからピックアップしたら倍くらいの曲数・・・。けど自分の中でそんだけ濃度の高い曲ばっかを並べて聴くなんて早々しないので、なんだかすごい贅沢な気分。あとやっぱこの、前曲の最後と次曲の最初を繰り返し聴き並べて曲の繋ぎをああでもないこうでもないと一人推敲するこの作業は楽しいです。昔作ったコンピテープとか掘り返したくなった。好きな音楽を並べるというのはそれだけで楽しいなー。そしてそれを語る時にいつも思う、自身の言葉の無力さよ。


次に回す人ですが、えーと面識ない方に回すのは初めてでドッキドキなのですが「」のヒバリさんへ。読む度いつも柔らかい文章に癒されております。ちょっと前にエントリされてたL⇔R兄弟リッケン写真&スパイラルギターショット3連発が全部ツボでうわーうわーと一人悶えました(笑)もし既に回答されてたらすみません。気が向いた時にでもよろしくお願いします〜。