風の中できみが僕を見て笑った

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

貸してくれた連れ(男/社会人3年め/元バンドマン)が「いい話なんだけど読後やたら悶々となる」つってたのがすげー分かった。私はもうずっと前から、ゆるっと続く幸せに何の迷いもなくなっていたし、これからだってそんな幸せがなんとなく続いていく事がいちばんしあわせだと信じて疑わないけど、それでもやっぱりこの漫画を読むと、つまんない大人になってしまったかなあ、と少し考えてしまいました。そんなもやもやもひっくるめて時間が過ぎていくことが、大人になるってことなんだろうかね。大人のフリするのは簡単だけど、そういう時間を全て受け入れるにはもっともっと年月がかかりそうです。頭ん中ーハタチのままー!
あと。もし私がいなくなった時、私は友達や大事なひとの中に、思い出以外の何かを残すことができるのかな。そんなこともぼんやり思った。自分の存在が薄れるほどその証明を強く求めてしまうのは、それだけ自分の存在意義に自信がないからだ。AOHARU YOUTH!!!!!!ハタチどころか思春期じゃないか。なんつって命題をはぐらかす、これも中途半端な大人のフリですね。やれやれ。